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旅を仕事にする方法(後編)

モバイルボヘミアン~旅するように暮らし、遊び、働く #17
Words by Daisuke YOSUMI
Reading Time:7m24s
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前回、ぼくがネット上で表現活動を始めたきっかけとして、2009年にツイッターを開始した経緯を書いた。

しばらくそこで発信を続けたものの、「ちゃんとした文を投稿したい」と思うようになり、2012年から約1年かけてツイッターからフェイスブックに移行。

フェイスブックで2~3年ほど表現活動をしながら、自身のメッセージをより包括的に、多面的に表現したくなり、約1年半かけて、単なる公式HPでもブログでもない、このオウンドメディア〈四角大輔のすべて|4dsk.co〉を制作し、2015年にローンチした。

同年、日本でのInstagramの盛り上がりを(かなり遅れて・汗)知ることになり、ローンチ直後にやっていたのに当時はやってる人が少なくて、中断していたInstagramを慌てて再開することに。

ただ、ツイッターを始めたときとは違い、完全に「1歩」遅れてしまっていた。
だが、Instagramの台頭は、ぼくにとって大きかった。

「インスタグラマー」という言葉が生み出され、多数のフォロワーと圧倒的な個人ブランドを構築している投稿者たちを、PRに活用する「インフルエンサー・マーケティング」という言葉が、一般的に使われるようになった。

さらに、「リアルタイム性」がInstagram全体のカルチャーとなっていた。

これは、もともとリアルタイム性が売りだった、ツイッター全盛期時代への原点回帰ともいえるだろうし、「あとでじっくり投稿」というフェイスブックの独特の性質への反動ともいえるだろう。

Instagramを含めると、運用SNSが3つに増えてしまうため、トータルでのSNS再設計が必要となった。

InstagramツイッターFacebook、オウンドメディア〈4dsk.co〉といった4つのセルフメディアの使い分けを考えないといけなくなったが、これは今でも試行錯誤が続いている。

現時点(2019/02/28)での使い分けを自分のメモとしてまとめておきたい。

メインの投稿はInstagramでもっとも更新頻度が高い。
Facebookは個人アカウントからFBページに完全移行し、そこからのオリジナル投稿は減らして、もっぱら告知関連をシェア。ちなみに、近い将来、Facebookはやめようかと思っている。

そうしているうちに、ツイッターがまた復興してきたので、ここ3〜4年の自分の使い方「告知とファンとのコミュニケーション」から、そろそろ一歩踏み込んだ発信をしようと思っている。もしかしたら、Instagramと同等のメインの位置付けにしてもいいと考えはじめている。

オウンドメディア〈4dsk.co〉では、毎週木曜に新しい記事を投稿する形を継続しており、文字数もそれなりで、もっともコアなメッセージを投稿できる貴重なプラットフォームとなっている。今後は、よりここを軸にしての表現活動を行なっていくつもりだ。

そして、実は2015年から細々と有料のオンラインサロンを続けている。最初は実験的な気持ちではじめたものの、ぼくが構築したクローズド世界での、密度が高くて愛のあるコミュニケーションにハマってしまい、気付けば200名近いメンバーと仲間のような関係が生まれていた。

LifestyleDesign.Camp〉という名で、ぼくが20年以上かけて体系化してきた、自分なりの「人生デザイン学」の全メソッドをそこ限定で公開し、公では決して書けない言えないような、ぼくの本心や核心的な情報を投稿している。ぼくは著書も出しているが、サロンではあきらかに本1冊よりも濃密なコンテンツを提供できている。

いつのまにか、「FacebookツイッターInstagramオウンドメディア著書オンラインサロン」という(右へ行けば行くほどコンテンツの価値と重みが増す)、自分なりの表現プラットフォームの構図ができあがっていた。

ちなみに、ぼくが発信できるメインコンテンツは、まさにリアルタイム性のものが多い。

ニュージーランドでの持続可能な森の生活、長期間にわたって世界を旅する移動生活、「新しい」と称される独特の働き方、そしてライフワークとなっているバックパッキング登山といった冒険など(日本だと山頂ではけっこうケータイ電波を拾う!)。

Instagramの盛り上がりという追い風を受けて、ぼくの旅と大自然への冒険にスポンサーがどんどん付くようになってきた。

たとえば、ぼくが毎年乗っている「ピースボート」でいうと、講演をする代わりに、船代、部屋代、食事代、港と日本の間を移動する航空機代を提供してもらっている。

ぼくの個人ブランドや発信力を提供する代わりに、宿泊費を割引してもらうパターンもある。
日本とニュージーランド間を今よりも頻繁に往復していた頃には、航空会社とアドバイザー契約を結び、その報酬として年に数枚の往復航空券を受け取っていたことも。

これらは一例で、ここに書ききれないくらいほかにもたくさんある。

〈ピースボートでもっとも仕事がはかどるマイデスク〉

しかも、そうやって好きな場所を自由に旅したり、冒険する行為自体が取材となり、連載や単発寄稿などの、さまざまなメディアでの記事、オウンドメディアでの書き下ろし記事、そしてオンラインサロン限定投稿という、さまざまなコンテンツに昇華させることができるようになったのだ。

移動を続けることで、当然、ぼく自身の投稿のコンテンツパワーも高まる。

さらに、旅や冒険で得られる体験や知見が、ぼくのスキルや感性として蓄積され、アドバイザリー業やクリエイティブワークといった仕事のアウトプット向上にもつながる。

「旅を仕事にする」とは、二毛作、三毛作ともいえる、まさに、ぼくが追求している〝理想のスキル交換〟というワークスタイルといえるのだ。

繰り返しになるが、モバイルテクノロジーが進化する前、旅をしながら働き生活できる人間は「才能かお金に恵まれた、選ばれし人間のみの特権」だった。それはおそらく、オリンピックに出場するくらいの難易度だったと言えるだろう。

それが今では、「(誤解を恐れず言うならば!)本気になって取り組めば誰でもできる」ようになったのだ。それは、自身の体験や伝えたいことを表現できるSNSやブログといったセルフメディアを、誰もが手にできるようになったことが大きいだろう。

こんな時代に生まれた幸運に、ぼくは心から感謝を捧げたい。そして、モバイルテクノロジーを引き続きフル活用し、自分だけの人生をデザインし続けたいと思う。

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四角大輔|Daisuke YOSUMI

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