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/ ARTICLE / メディア連載 / PEAKS 25 Jun 2015

#02 ヒザ痛とカラダメンテナンス

クリエイティブ登山思考|すべては長く歩くために
Words by Daisuke YOSUMI
Reading Time:3m54s
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はじまりはヒザの怪我だった

かつてのぼくは、無茶なスタイルの登山やハードな運動を繰り返したせいで、さまざまな間接の故障に苦しんできた。さらに不運な交通事故も重なり、ひどいヒザ痛持ちとなってしまった。

完治の兆しが見えないため、病院と鍼灸院を変えること10数回。今日にいたるまでの約10数年間、試行錯誤しながら、あらゆるヒザ関節のメンテナンスを試みた結果、患部の痛みが緩和しただけでなく、図らずしてカラダ全体がアップデートされ、年齢を重ねるごとに、楽に長い距離を歩けるようになっていたのだ。

ケガの功名とはまさにこのことだろう。今回はその秘密の一端を紹介したい。

ヒラルロン酸回復ストレッチ

多くのヒザ痛は、「ヒアルロン酸」の〝体内生産量の低下〟が原因と言われる。

関節には、「滑液」と呼ばれる粘性の高い潤滑油と、「軟骨」という弾力性のあるクッション素材がある。これらの主成分が、ヒアルロン酸だ。外科的処方で一番効果的なのは、ヒザへのヒアルロン酸注射とされるが、これはあくまで対症療法でしかない。

本来カラダは、関節を屈伸させる度に、この酸を自然生成する。低下したその能力を回復させるためには、入念なストレッチを施すしかない。

写真3〜6のヨガストレッチの動きを、毎日のトレーニングと山歩きの前後に取り入れると効果的だ。ヒザ関節が弱い方は、写真1と2を、登山途中だけでなく日常生活でも、ヒザに違和感を感じる度に頻繁に行うことをおすすめする。

ストレッチ1

トレーニングとフォーム修正

ヒザをかばうために、足の運び方が歪むこともある。それを修正するために、正しいフォームを意識して日々ウォーキングを行い、その前後には、太ももの裏を伸ばすヨガのポーズで再度フォームを必ず確認している。

ストレッチ2

この動きは「ヒザ関節ストレッチ」と「歩くフォームの矯正」に役立つだけでなく、股関節、アキレス腱、ふくらはぎのストレッチにもなる。

登山時も、歩きはじめしばらく、疲れを感じるタイミング、そして最終日の下山時、という感じで「フォーム確認」を行うようにしている。足場の悪い山道ではどうしてもフォームが崩れがちとなり、そのまま歩き続けることで、極度の疲労や筋肉・関節の炎症を引き起こしてしまうのだ。縦走の途中で、うまくフォームを修正できた瞬間から突然、身体が軽く感じることもあるほど、この作業は効果的だ。

マシンを使ってヒザ周りの筋トレをするのも手だが、現在は週に何度か行うウォーキング、週1ペースでのマウンテンバイク、そしてインドア・クライミングを適度に行うことが、最適なヒザ関節トレーニングにつながるという結論に至った。

サプリメントと栄養バランス

ヒザ関節に効く2大サプリメントは「グルコサミン」と「コンドロイチン」。前述のヒアルロン酸同様「滑液と軟骨」における重要成分で、食事での接触がとても難しい。色々と試したが、コストパフォーマンスが高く、関節痛を和らげる「MSM」という天然元素も含まれているDHC社の「らくらく」というサプリがおすすめ。ただし、あくまで日常では、栄養バランスのとれたナチュラルな食生活が基本であることはお忘れなく。

外科医ではなく専門医を探すべし

MRIやレントゲンには痛みの原因がはっきりと映らないため、ヒザ痛に長年苦しんでいる方は多いと思う。その場合は、「スポーツドクター」か「膝専門医」に診てもらうことだ。ぼくの場合、彼らが施してくれた専門的な治療、深い知識、そして的確なアドバイスがヒザ故障の改善におおいに役立った。

PEAKS紙面

本記事は、月刊「PEAKS」2012年5月号掲載の連載「クリエイティブ登山思考|すべては長く歩くために」02の完全版です。
(当サイト掲載|2015年5月25日)

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