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予定に縛られない生き方 (後編)

モバイルボヘミアン~旅するように暮らし、遊び、働く#07
Words by Daisuke YOSUMI
Reading Time:4m6s
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「生き残るのは、強い者ではなく、変化し続けられるもの」

ダーウィンが言ったとされるこの言葉が、ぼくは好きだ。

「強い/強くない」というのは、個々の才能や身体能力に依存する部分が大きく、後天的にはどうしようもない、不可抗力なことが多い。それに対し、「変化し続ける/し続けない」というのは、その人の意思で決められる領域。

そこがいい。

ただ、人間の脳というのは、新しいことや変化を恐れる構造になっている。
やっかいな点はそこ。

ぼく自身、社会や仲間が自然な変化を遂げようとしているのに、それを阻もうとするような醜い人間になりたくない、という強い思いをずっと抱いてきた。

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〈Model. Daisuke Yosumi / Photo by Daisuke’s iPhone〉

加速していく世の中の変化に対応するため、そして日々生じる新しいイノベーションの波に乗るため、ぼくが先々の予定を立てなくなった話は前号で書いたとおり。

スケジュールを確定するのは基本2カ月先まで(希望としてはもっと短く….1カ月先・笑)、どうしても無理な場合は3カ月先、というスタイルをとってきた。ただし、これはぼくにとって、あくまで『生活実験』をしているような感覚だった。
「まずは1〜2年試してみよう。ダメならまた予定を立てる方法に戻せばいいや」
軽い気持ちでスタートしたものの、気づけばこのライフスタイルとワークスタイルは7年目に突入。そして最近は、「そろそろ予定を決めたほうがよさそうだな」という思考になってきた。

その理由は大きく5つある。

①ここ10年間弱の、異常レベルともいえる社会やテクノロジーの変化速度に、ぼく自身がついていけるようになってきた(気がしてきた!)こと。

②ぼくのワークスタイルと仕事のフェーズが変化してきたことによって、予定を立てないことで失うものが多くなってきたこと。

③もっとも長い期間を過ごす、ニュージーランド『森の生活』でのオーガニック菜園と果樹園の年間の収穫スケジュールがほぼ見えてきたこと(つまり、かなり先の予定を立てやすくなったということ)。

④国境を越えるぼくの『移動生活』での、滞在国の数と移動距離が年々増してきたこと(予定をしっかり決めないと行きたい場所に行けなくなってしまう)。

⑤どうせならいい気候のときに、日本や海外を訪れたいという欲求が高まってきたこと(当地でしか食べられない旬の食材や、音楽フェスなどのイベントを押さえたいという気持ちが大きくなってきた)。

四角大輔|Daisuke YOSUMIさん(@4dsk)が投稿した写真

これらの理由により、2016年の今年は、久々に1年先までの予定を立ててみた。
そんなぼくの今年の『ノマドプラン』のまとめを公開してみたい。

ニュージーランド、187日間(51%)。
日本、97日間(27%)。
それ以外の国、81日間(22%)。
合計17カ国(25都市)、365日間(100%)。

ちなみに、この中には、1週間以上の大自然への冒険ロケ撮影が2つ以上含まれる。

久々の『予定を立てる生活』に入って半年以上が過ぎた。今の感想はおおむね「快適」といえるだろう。何よりも、周りの人から喜ばれる点がいい(笑)。

ただこれも、あくまで生活実験と捉えている。
まずは2年ほどやってみて、違うと思ったらまたもとに戻すかもしれないし、別の方法を模索するかもしれない。

ガチガチに、自分で自分を縛り付けて不自由に生きる理由はない。
人生そのものが実験みたいなものなのだから。

本記事は、MacFan2016.6月号掲載の連載「モバイルボヘミアン~旅するように暮らし、遊び、働く」07に加筆修正を加えた完全版です。
(当サイト掲載|2016年10月18日)

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