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持続可能な未来、考える

土曜朝刊(全国版)be|持続可能な未来創造#01
Words by Daisuke YOSUMI
Reading Time:2m22s
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安定を捨て、夢を叶える冒険へ

世の中のなによりも好きな湖で、ライフワークといえるほど夢中になって続けてきたフライフィッシングで、美しく大きなニジマスを釣り、その畔で自給自足をベースとした〝森の生活〟を送りたい。

そんな学生時代からの夢を果たすべく、ぼくは会社を辞めて、ニュージーランドへ移住した。

大学卒業後、ソニーミュージックに9年、そしてワーナーミュージックに6年と、通算15年近く、レコード会社に勤務。

その間に、絢香、Superfly、平井堅、CHEMISTRYといった素晴らしいアーティストたちと出会い、プロデューサーとして7度のミリオンヒット、20回のオリコン週間ランキング1位を経験することができた。

そんなキャリアや会社員としての安定を捨てて、南半球に浮かぶ小さな島国へ人生の冒険に出たのは2010年1月のことだった。

神秘的なニュージーランドの湖

赤道の反対側の、小さな未来の国から

ニュージーランドは、赤道を挟んで日本の反対側に位置する。
南北に長い島国で、四季があり、海で釣れる魚は日本とほぼ同じ。
日付変更線も越えず、時差はわずか3時間。

そんな、日本と共通点の多いこの「姉妹国」は、戦後の奇跡的な復興と、経済的大躍進を遂げた日本を〝未来の国〟と呼び、憧れてきた。

一方で、この国は大量生産・大量消費を前提にした前時代的な「経済成長至上主義」を早々に手放し、サスティナブル(持続可能)な独自の道を歩んできた。

電力の80%近くを自然エネルギーで賄い、原発はゼロ、火力発電所の新規建設は原則禁止。

ただ、停電は日常的で、目がくらむような眩しい灯りをつけたコンビニや自販機はなく、冬は暖房をつけない飲食店が多いため、上着を着たまま食事をすることもしばしば。

ここに暮らしていると、利便性だけを暴力的に追求するのではなく、自然環境への負荷を最小限に抑えようとする哲学の存在を、強く感じるようになった。

今となっては、昔から変わらぬこの小さな国こそが、経済大国ニッポンがひとつの指標にすべき、未来の国になるのではないか。

この連載では、そんな可能性を探る〝未来レポート〟と、ぼくが営む独特なライフスタイルとワークスタイルについて、少しずつ綴っていきたいと思う。

湖畔で釣りをする四角大輔

本記事は、朝日新聞2013年4月12日号掲載の連載「持続可能な未来創造」01に加筆修正を加えた完全版です。
(当サイト掲載|2015年5月25日)

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