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#03 身軽さが教えてくれたこと

土曜朝刊(全国版)be|持続可能な未来創造
Words by Daisuke YOSUMI
Reading Time:2m10s
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身軽が信条、ノマドライフ。

ニュージーランドの森での生活開始後も、東京都心に拠点を残し、年に何度も往復しながら、複数の肩書で仕事をこなすノマドライフを送っている。

「ノマドワーカー」という言葉がいま注目を集めている。カフェなどインターネットへの接続が確保できる場所を移動しながら、ノートパソコン片手に仕事をする人たちのことだ。

ぼくのように、国境を越えて移動する人は「グローバルノマド」と呼ばれるらしい。

身軽が信条のノマドライフを続けていると「背負える荷物の量」がわかってくる。必要なものと要らないものが明快になることで、持ちものは劇的に減る。

そうすると、不思議に頭の中が整理されてくる。思考がシンプルになり、集中力が格段にアップするのだ。

さらには、大自然と都市という両極端な拠点を行き来するという、変化に富んだ日常が、常にぼくの脳と感性を強烈に刺激し、クリエイティビティを高めてくれる。

湖畔の朝焼け。ニュージーランドの湖畔はいつも様々な表情で感動を運んでくれる。

湖畔の朝焼け。ニュージーランドの湖畔はいつも様々な表情で感動を運んでくれる。

日々の生活を支える、取捨選択のスキル

「人間の歴史はノマド生活とともに始まり、人間が世界を見いだしたのは、動くこと、流浪することによってである。人類が生き延び進歩してきたのは、流浪生活のおかげ」と言ったのは思想家のジャック・アタリ氏。

ぼくは身をもってそのことを実感している。

ぼくのライフワークのひとつ、ロングトレイル登山も流浪の要素が満載だ。

テントなど衣食住に必要なものすべてを背負い、何日も山を歩く。自分の許容量を超えた荷は、怪我や事故のリスクを格段に上昇させる。ここで鍛えた取捨選択のスキルが、日々の生活を支える。

旅客機などのテクノロジーをフル活用しながらも、極めて原始的といえるこの人力移動による旅を、ぼくは生涯、続けたいと思っている。

ロングトレイル中の四角大輔

本記事は、朝日新聞2013年6月7日号掲載の連載「持続可能な未来創造」03に加筆修正を加えた完全版です。
(当サイト掲載|2015年5月25日)

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