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#02「最小の荷物で外出する」ための〝引き算思考〟とは。

朝日新聞|超軽量ライフスタイル
Words by Daisuke YOSUMI
Reading Time:4m12s
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本記事は『朝日新聞』2014.6.7掲載の連載〈超軽量ライフスタイル〉第2回に、本人による大幅な加筆修正と写真追加がされた〝最新&完全版〟です(当HP掲載|2017.2)

街では、歩く人のほぼ全員がなんらかの「カバン」を持っている。
ハンドバッグ、ブリーフケース、ショルダーバッグとさまざま。

その中で、毎日持ち歩く鞄の中身を把握し、それら全てが絶対に必要だと言い切れる人は、どれくらいいるだろうか。

ぼくは毎朝、鞄の中を全て出し、その日の予定表を見ながら、「最小の荷物で外出できないか」と必ず考える。
つまり、足し算ではなく〝引き算思考〟だ。

ちなみに、持ち物は1つ1つ「g単位」で把握している。

そして、前号でご紹介して反響をいただいた、世界最軽量財布と同様に、ぼくの持ち物はすべて「軽量でコンパクト」という基準で厳選してある。

さらに「折畳み可能か」も重要で、「一つで複数機能」あればなおよし、としている。

こういう価値基準で、レコード会社時代に東京でハードに働いたり、世界中を旅してきたぼくの、「行動時」そして「移動時」のスタイルは以下5パターンに集約されてきた。

①最小スタイルは、ずばり〝手ぶら〟。
つまりズボンのポケットに全アイテムが入るスタイル。これぞ、究極の身軽スタイルで、その開放感と自由度の高さは言うまでもなく圧巻だ。

②は「サコッシュ」という、容量約4リットルの、シンプル構造の小型ショルダーバッグ1つ。
ほぼ「手ぶら」に近い感覚で、自由度がとても高い、お気に入りのスタイル。

③は、容量10リットルの防水ショルダーバッグ(ARC’TERYX社 Lunara 10/300g)。
我が愛機MacBook(12-inch)がちょうど入る形状ということもあり、最近ではもっともデイリーで活躍するバッグとなっている。ちなみにぼくは、これ1つで国内旅行3〜4日まで対応してしまう。

④は、25リットル容量の完全防水のデイパック(Outdoor Research社 Dry Peak Bagger/270g ※上の写真参照)
少し荷物が多いときにデイリーユース。海外1週間くらいであれば、この小さなリュック1つで大丈夫だ。

⑤の最大サイズは、ぼくの大自然への冒険の相棒でもある、約50リットルでわずか400gの超軽量バックパック。
スーツケースに入れてなにか特別なモノを運ばないといけない時以外は、海外1〜2ヶ月という長期間の旅も、この相棒だけで事足りる。
ちなみに、これにインナーバッグを入れることで完全防水になる。

③④⑤すべて、防水性があることに気付かれただろうか。
山などの原野では命を守るため、街や旅ではデジタルデバイスを守るために、ぼくは常に防水性を重視している。
次号以降で、また説明するが、①では財布に、②はサコッシュに必ず防水バッグを入れている。

雨が多いことで有名な日本ではもちろん、全世界で水害が多発している昨今、自身の身を守るために常日ごろからサバイバル性能を考えておくことはまったく無意味ではないことは言うまでもない。

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ちなみに、この〝取捨選択能力〟は、ぼくのライフワークであり生業の一つ、ロングトレイル登山で鍛えられた。

バックパック1つに詰めた道具、ウエア、食糧だけで、なにもない山や森といったウィルダネスで1週間から2週間という長期間を過ごすため、ギアの選択ミスや過重量は事故に直結する。

だから当然、無駄なモノは一切持ちたくない。
しかし逆に、緊急時に必要なギアを置いてきてしまった、というミスをおかしてしまうと、それも命に関わる重大ごととなる。

さらに、何かあったときにすぐに必要なギアを取り出さないといけないため、バックパックの中身に入っているモノすべての、配置もすべて把握しておく必要があるのだ。
必然的に、「荷の数は少なければ少ない方がいい」となる。

次回からは上記パターンを1つずつ公開しながら、ぼくの〝超軽量ライフスタイル〟をさらに詳しく紹介していきたい。

さぁあなたも、鞄の中をすべて出して、眺めることから始めてみては?

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