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/ ARTICLE / 4dsk.co記事 22 Nov 2016

「その人の目は、他の誰よりも輝いていた」四角大輔さんとの軌跡【前編】(シリーズ「インターン★レジェンド」大河編)

インターンレジェンド #01
Words by Taiga Beppu
Reading Time:10m6s
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ニュージーランドの湖畔の森の中、大輔さんの自宅でのクリエイティブ合宿最終日の夜明け。

深い群青色に輝く湖、色とりどりの原生林を身にまとった山々、無数の野鳥たちのさえずりに包まれ、朝日を待ちながら大輔さんとぼくの物語を振り返っている。

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〈Photo. Taiga Beppu in NZ / 湖畔の森の中、夜明け直前〉

初めての出会いは「本」だった。

「四角大輔」という存在を知ったのは、2013年の春先だった。
母親がぼくのために、四角大輔さんの著書『自由であり続けるために、20代で捨てるべき50のこと』(通称、『自由本』)を買ってきてくれた。
目に止まったからなんとなくレジまで持っていったんだそう。

なんという偶然か、これがぼくと大輔さんとの出会いだった。

にもかかわらず、自己啓発本が好きではなかったぼくは、あまり気持ちが乗らないまま軽く一読し、自由本は部屋の本棚へ。
きっとその時は出会うべきタイミングじゃなかったのだろうが、まさかその3年後に著者のニュージーランドの自宅にいることになるとは知る由もなく……

時計の針はまわり、2014年1月29日。
今から約2年10ヶ月前、奇跡の『自由本』での出会いから1年弱。

当時、モバイルメディア『TABI LABO』でインタビュアーを務めていたぼくが、サイトのリニューアルオープンにあわせて、最初にインタビューしたのが大輔さんだった。
自分以外にインタビュアーは2人いたが、「四角大輔さんをインタビューしたい人、いる?」というメッセージに、いち早く「やりたいです!」と返事をしたのがぼくだった。

ただそれだけの理由で担当はぼくに決まったが、そのときは人生が変わるほどの出会いになるとは誰が予想したことか。

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〈Photo in NZ / 目の前の湖へ、大輔さんのフィッシングボートでニジマスを釣りに〉

いざ、Skypeインタビューへ!

迎えたインタビュー当日。
自宅のネット環境が不調だったので、吉祥寺のお気に入りのカフェでスタンバイ。

それまで7人ほどインタビューした経験はあったが、今回は初めてのネット上で影響力のあるの人の取材。
しかも初対面なのに、人生初のSkypeを通じてのインタビューとなった。
今では対人で緊張することはほぼないが、当時は自信もなく、朝からソワソワして、何も手につかない。

こうして、ぼくは大輔さんと記念すべき出会いを果たした。

のだが……

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〈Skypeでの取材前と、その最中の実際のやりとりの様子〉

大輔さんとのSkypeは基本的に音声のみで行われる。
NZの自宅にはインターネットが届いているとはいえ、回線が不安定になることがあるため、通信の負荷の少ない通話のことが多い。

正直、初対面で通話だけでのインタビューは予想以上にキツい。

ぼくは初対面の人と接する時、相手の顔色や仕草、飲み物を飲む頻度、姿勢の変化など、いろんな情報を敏感にキャッチしながら、心地よく話せる空間を作っていきたいタイプ。

だけど、音声のみの場合、参考になるのは相手の声とまわりの雑音だけ。
声の強弱、高低、スピード感などを注意深く感じ取りながら、大輔さんの話している姿をイメージして微調整を繰り返す。

そんな中、簡単な自己紹介を終え、インタビューに移ろうと思ったその時、大輔さんが一言。

「大河くんさ、おれの本、2冊とも読んだ?」

ぼくの額と脇からはドロッとした冷や汗が吹き出し、頭から血の気がひいていく。
「少し前に『自由であり続けるために〜』は読みました」と答えるのが限界だった。

猛烈な後悔の念と先行きの不安感で、今すぐPCを閉じて、逃げ出したい。

「誰かをインタビューする時は、必ずその人の本を読んだ上で臨んだ方がいいと思うよ。怒ってるわけじゃなくて、せっかく話すなら、相手のことをよく知っておいた方が深い話が聞けるし、お互いその方がいいよね」

大輔さんは本当に怒ってはいなかった。
その証拠に、気がつけば1時間40 分もマシンガントークをし、予定終了時刻を1時間もオーバーしていた(笑)。

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〈Photo. Taiga Beppu in NZ / Model. Daisuke Yosumi / 朝ベッドから起きると大輔さんはすでに仕事に集中している〉

幸い、ほとんどの日本人は話を聞いて、文字を書くことができる。
なので、インタビューとその記事作りは、誰もが手軽にできるハードルの低い作業のはず。

でも、インタビュー記事を一から作るのは、シンプルだからこそ、奥が深く、右脳と左脳の両方が必要である。

驚くかもしれないが、聞いた話のうち、記事になるのは全体の3割ほどしかない。
それも話の前後関係を調整したり、文章に長短をつけたり、自分で調べて説明をつけ足したり。

だから、インタビュー記事は、「話を聞き出す」のと同じくらい、その内容を「ひとかたまりの文章にする」作業が大切。
記事の全体像からタイトルや細かい言葉遣いまで、心と頭をフル稼働させて記事が生まれる。

この大輔さんの記事も同様の過程を経て、大輔さん本人にチェックをお願いした。

そして、数日後、原稿が返ってきた。

だけど、、、

ガーーーーーン。

返ってきた原稿には、当時の実感ではかなりの修正や加筆が入れられていた。

本人は「いい原稿だねー!」とメールをくれたのだけど、ぼくは自分の力が及ばなかったんだと思い、かなり落ち込んでいたのが心の内。

(そのインタビューはこちら。)

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〈その時の実際のメール〉

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〈Photo. Taiga Beppu in NZ / いざ釣りへ。大輔さん宅の庭の桟橋にて。Model. Daisuke Yosumi〉

ようやく出会い、インターンへ!

こうやってPC越しにぼくは大輔さん本人と出会ったのだが、物理的に対面するまでにはさらに4ヶ月を要することになる。

この時もまた不思議な出会いだった。

『TABI LABO』でのインタビューで通話を切る間際、大輔さんから一言。

「おれが日本帰国した時に会おうね」

とにかくすごくうれしかったので、なんとしても会うべく、それから1ヶ月おきにメッセージを送り続けることに。
大輔さんはちゃんと返信をくれたが、なかなかスケジュールが合わない。

(原稿もイマイチだったし、あれはお世辞かもしれないな……)

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〈道を封鎖して行われる、ニュージーランドのフリージャズフェスティバルで、一緒に盛り上がった見知らぬ(笑)おばさんと〉

そんなある日、本田直之さんのオフィスに伺った時のこと。

本田さんと話し込んでいると、ピンボーンと玄関から。

「そういえば今からダイスケが来るよ」

すでに本田さんと会えただけでうれしかったのに、ここに大輔さんも来るとは……。

そして、大輔さん登場。
本田さんにあいさつをすると、すぐにこっちにきて、

「おー大河!やっと会えたな!!」。

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〈本田直之さんのオフィスでの写真〉

こうしてぼくは、本田さんと大輔さんという豪華すぎる二人に囲まれることになったのだが、もともとぼくとのアポの後に本田さん会うことになっていた大輔さんは、ちょっと早めに来てくれたのだそう。

「おれは原稿に赤をかなり入れる方なんだけど、大河の原稿には赤を入れるところがあんまりなかったんだよね。本当にいい原稿だと思ったよ」

それまではどこかで疑っていたが、ここでぼくは本当に評価してくれていたことに気づき、素直にうれしかった。

「大河さ、おれのところでインターンやらない?」

『自由本』からの出会いから約2年越し、ようやく出会った大輔さんは、思っていた以上に身長が高く、今まで出会った誰よりも目が輝いていた。

※後編は明日公開!

▽クリエイティブインターン募集のお知らせ

現在、四角大輔主宰のクリエイティブ集団《T4》ではインターンを募集しています。
(申込〆切:2016年11月25日13時)
(四角大輔による面接は27日@都内にて)

詳しくはこちらから!

インターンレジェンドとは、四角大輔主宰クリエイティブ集団《T4》でこれまでインターンとして際立った活動をした仲間たちのこと。 このコーナーでは、彼ら彼女らの手によって執筆された記事を公開していきます!

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