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/ ARTICLE / 4dsk.co記事 3 Jan 2018

「森の生活から見る世界」オルタナティブに生きるとは。

Words by Daisuke YOSUMI
Reading Time:9m25s
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ぼくは、なぜいまここに生きる?
どこから、ぼくは来たのか?
いったいぼくは、なにもの?

ニュージーランドの
湖とともに生きる、森の生活。

この地で、ぼくはいつも
自分にこう問いかける。

荘厳な朝焼けで目を覚まし
静謐な日没に導かれながら活動を止める。

太陽の循環と、月のリズム。
そして、この星の呼吸と
コラボレーションしながら暮らす。

オーガニックガーデンからの
命の純度が高い、野菜、果物、ハーブ。

周りに広がる原生林からの
季節ごとの新鮮ないただきもの。

目の前に広がる湖から釣り上げる
鮭のように神々しいニジマス。

近くの海からの
生命力あふれる美しき野生魚たち。

飲料水は
湖底からくみ上げたピュアな湧き水。

大地の王の力を借りて
自身の手で耕し、植える。

水の女神の力を借りて
自身の手で釣り、解体する。

そんな「命のやりとり」を通して
地球との対話を続けていると

命をいただくことへの感謝が、深まる。

ノイズがない大自然の中にいると
自身の最深部へのアクセスが可能に。

眠っていた野性が目覚め
内なる「アーティスト性」が再起動し

魂と、細胞に宿るDNAが求める
「本物の衝動」に気づけるようになる。

人間の肉体は100%有機体で
すべて、大地産の成分でできている。

ぼくらも元々は野生動物であり
地球、そしてすべての命と
一体のはずだった。

そんな肉体の
もっとも中心部から発せられる
「本物の衝動=心の声」は

他者や他の生き物、そして地球を
傷つけるような行動をうながさない。
絶対に、しない。

下界では、
自分の心と対話する時間がなくなり
街から夜が、生活から眠りが消え去った。

暴走する横暴な大企業と大国。
極端なグローバリゼーションとマネー主義。

「モノ、欲望、カネ、広告、ウソ」
が世界を駆けめぐり、地球をかき回す。

「損得、儲け思考、下心、計算高さ」
が人類を振りまわし、蹂躙する。

これら頭が勝手に押しつける
「ニセの衝動=我欲」こそが

ぼくらが生まれながらにもっていたはずの
美しきアーティスト性を封じ込めるんだ。

ニセの衝動を無力化させよ。
本来の感性を覚醒させよ。

そうしないといつまでも
外部情報に侵された「頭」に支配され続け

他人や自然環境、そして自分自身を
傷つける行動を続けてしまうから。

必要以上を求めず
シンプルに生きれば、人生に多くは要らない。

でもぼくらは、いつのまにか
抱えきれないほどの荷物を背負ってしまった。

空気、水、食糧、肉体と脳。
大切なものが汚染されてしまい

有害なケミカル物質が
46億年間ずっとオーガニックだった地球と
有機的な生命体である、人間や生物を支配する。

気付かないうちに。

肉が肉でなくなり
魚が魚でなくなり
野菜が野菜でなくなり
果物が果物でなくなり

食べものが食べものでは
なくなっていた。

非人道的かつ、非自然な
手法で生産された食糧を

ひたすら暴食して肥満化し
成人病治療、ダイエットに大金をつぎ込む。

しかも日本の食糧廃棄率は
世界トップクラス。

もはや、大量消費社会ではなく
行きすぎた大量廃棄社会。

世界から尊敬されていた
「もったいない」の国ニッポンは
いったいどこへ行ってしまったのか。

なのに、同じ地球上では
飢えで亡くなる同胞や
重労働で命を落とす子どもたちがいる。

この現状を「狂っている」という
言葉以外で表現できるだろうか。

ぼくらはいつから
「心」を失ってしまったのか。
「地球人」でなくなってしまったのか。

どんな世の中になったとしても
ぼくらの体の中心部に存在する
心だけは、絶対に守り抜かなねばならないのに。

魂だけは、決して売ってはいけないのに。

そして、そこから発せられる小さな叫びに
耳をふさいではいけないのに。

あなたを解放し
究極の自由を手にする切符がある。

モノ、情報、思考、生き方。
すべてをシンプル、ミニマムにすることで
人生には無限の可能性が生まれるんだ。

あなた自身を軽量化すると突然
イマジネーションが高まり、創造力が拡張する。

国境、見た目、階級、性別、人種、カネ。
そして、社会における勝ち負け。

なぜ、いまだにこんな
無意味なコトにこだわっている?

これらケミカルな欲望、ニセの衝動こそが
生きる上でもっとも無駄な大荷物。

君を縛り付けて不自由にする
前時代的で非クリエイティブな悪習だ。

それは、あなたにとっても
地球にとっても、ただの汚れた不純物だ。

あなたと地球の純度を下げ
汚し続けるだけの醜いノイズ。

それらノイズとボーダーを
取り払ってはじめて
心の奥深くから、本当の叫びが聞こえてくる。

それはそれは
小さな小さな
ささやき声。

それを聞き逃すな。
それこそが本物の衝動だ。
その声に従って生きるんだ。

日本人?社会人?大人?子供?男?女?
そんな矮小で狭いカテゴリーに縛られず
「地球人」として生きようとした瞬間。

あなたは真の身軽さを手にいれ
本当の人生が始まる。

ぼくらは、地球を蝕む寄生虫?
あるいは救世主?

大地と海と大気を汚し続ける
過剰な肉食文化と大量廃棄社会を
止められるだろうか。

人間の肉体を破壊し尽くす
添加物、農薬、放射能、遺伝子組み替えを
無くせるだろうか。

ぼくらは、人類が
滅びゆくのを傍観するしかないのか。

ぼくらが手にしている
素晴らしきテクノロジーは
多大な犠牲のもとに発展してきた。

その事実を認め
魂のレベルまで深く叩きこむ。

その惨劇を1ミリでも理解すべく努め
人類の一員として
その責任を背負う覚悟をする。

そして
冷静な目で世界の現状を見つめた後
先住民の教えと、大地の声に耳を傾ける。

先住民の「共生哲学」と
「大地的な思想」をもって
そのテクノロジーを正しく使いこなすんだ。

目指すべきは、
一人勝ちすることや敗者をつくることではなく
人類全体の共生。

そして、すべての命と地球との共生だ。

永遠に右肩上がりの成長を目指すのでもなく
原始時代への回帰でもない。

前進でも後退でもなく
持続可能な状態を目指そう。

いや、もはや現状維持ではダメだ。

高みに来すぎてしまった今の山頂から
速やかに下山する勇気を持とう。

ゆっくり穏やかに高度を下げながら
正しい循環ルートを見つけ出そう。

ラグジュアリーではなく、ナチュラル。
実態のないマネーではなく、リアル。

文明社会に襲いかかる
無数の社会問題を解決できるのは

動物でも、植物でも、魚類でもない

ぼくら人間だけ。

人類のクリエイティビティには
無限の可能性があるのを知ってるかい?

本来は、人間こそが地球上で
もっとも美しい存在だったんだ。

このまま「見て見ぬふり」や
「あきらめ」という悪魔のささやきに
負けたまま魂を売って生きるか。

本来の美しい心を取り戻し
ピュアな生命体として生きるか。

ぼくらの意思で決めるしかない。

目の前で起きつつある気候変動や
社会の大変革は世界の終わりを意味するか。

それとも
美しき「共生世界」へのきっかけか。

化石燃料とは、母なる地球が
人類の正しい進化のために
与えてくれた恵みであり「猶予」だ。

時間はもうない。
この猶予が尽きる前に
行動を起こさないと間に合わない。

せっかく人間として生まれたのだから
ぼくらに与えられた地球上最強ツールである
「脳」をフル稼働させて挑もうじゃないか。

ぼくらのホームプレイス地球。

21世紀の今、この場所でどう生きるべきか?

この青い星には
誰も抗えない美しき自然の循環があるんだ。

その流れを見つけて、一緒に乗ってみない?
奇跡を起こすべく行動してみないかい?

ぼくらは、なんのためにここにいる?
そして、どこへ向かうのか?

もし、あなたがこの答えを知っていたら
ぜひぼくに教えてほしい。

 

2018/01/03
ニュージーランド湖畔の森より
四角大輔

(All photo: Daisuke YOSUMI)


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